krose 海をわたる

40代 南カリフォルニアから毎日楽しくワクワク過ごしたい専業主婦のひとりごと。

Boundaries  境界線 ④-1

こんにちは。

 

私の自己隔離生活も半分を過ぎました。

もともと一人でいることも、家にずっといることも全く苦にならないので

楽しく過ごさせてもらっています。

いつもは時差ボケに苦しみますが、今回はいつ寝てもいつ起きてもいいし、

14日間も調整時間があるという余裕があったからか、3日目くらいからずいぶん楽になりました。

唯一今こまっていることは、寝ているベッドのせいか腰が痛くなっています。

20代のベッドは40代には厳しいみたいですね(笑)

 

さて、今回は毎週月曜日に英語のクラスとして参加している境界線の続きをシェアします。

この間は日本についていましたが、オンラインなので参加することができました。

2週にわたり、4章についてのディスカッションでした。

 

前回の記事

 krose.hatenadiary.jp

 

この章の目的

境界線がどのように発達していうかをはっきりさせて、

どのようにして境界線がぐちゃぐちゃになってしまったかや、

壁のようにかたくなになってしまったのか、ということを理解できるようになること。

 

私たちの人生において一番初めの重要な境界線の発達は何か?

Bonding;つながり

生後2,3か月は ”ママと私は一緒”という時期

この時期のゴール;子供がつながりや安心感をという感覚をもつことで、母親がそばにいなくてもそれがもてるということ。

つながり期は基板になるもの。

子供が初めての家族と安心感、家庭を感じることを習得するうえで、物理的に離れることやこれから境界線をつくっていくときに起きる問題に耐えることができるための、良い基盤をつくっていく。

 

例にでてきたウェンディは大人になった今も母親に反対意見をいうことができず、

大人としての新しい関係性が持てなくて悩んでいる。

彼女の苦悩はこの基盤の大切さを示している。

 

また、大人になってこの境界線の問題に取り組むときには、一人ではできない。

神様や他人の助けをもらうこと。

聖書によると完璧な世界においても、人は一人では生きていけないとある。

 

このつながりができていないと

1.境界線をひいて、大切な関係を壊してしまう。(ウェンディがおそれているのはこれ)

2.境界線をひかずに、ずっと他人の要望にこたえつづける。

 

子供時代に健康的な境界線を発達させるための段階は?

(独立と個性期)

 

1.Hatching;孵化期 ”ママと私はいっしょじゃない”

生後5か月から10か月くらい

ママと私は一緒からママと私はいっしょじゃない!に変わっていく。

母親との受け身の関係から、外の世界へと興味をもってでていきはじめる。

触って、なめて、感じて新しいことを探検する時期で、物理的に母親から離れ始める。

母親によってはとてもつらく感じることもあるが、子供には必要。

 

2.Practicing;練習期 ”なんでもできる!”

10か月から18か月くらい

赤ちゃんは歩き始めたり、言葉を使い始めたりする。

孵化期との大きな違いは、孵化期はまだ母親に頼るが、練習期は母親から逃げ出す。

全能だと思っていて、エネルギーがあふれている。

急な階段をおりたり、フォークをコンセントに突っ込んだり、猫のしっぽを追っかけたりする。

この時期の子供が最も親から必要とするものは、子供たちの喜びやわくわくに付き合いつつ、安全を守ってあげるということ。

例をあげると、良い親はベッドの上でジャンプすることを楽しんであげる。

そして悪い例は、子供の欲望をおさえて全くジャンプを禁止する。

またはルールなしにどこでもジャンプさせる。(飲み物やコーヒーの周りでも)

 

この時期にしっかり練習期ができていなかった、大人の例

ディリクは40代でも責任を持たず、ただ楽しみたいという男性で、

夜な夜なあそびにいったり、同年齢の女性とは付き合いたくないといういまだにティーンエージャーのように過ごしている。

きっと彼は3番目の親のように野放しに育てられた例。

 

この時期は個人になるため最終段階にむけて、エネルギーを与えて、進ませてくれる。

 

3.Rapprochement; 関係改善期 ”すべてできるわけではない”

18か月から3歳くらい

いろいろ体験して現実にきづく。心配したり世の中は怖いところと感じます。

そしてまだ母親が必要だと思う。ただ、つながり期にくらべて、独立心がある。

このころの子供が使うのは

怒り;怒りをつかうことによって自分と他人の境界線を区別する。

このころの癇癪も大変だけど、これも今後にとても必要なこと。

所有権;私の物。私。小さい子供は友達とおもちゃをシェアすることができない。

悪いことのように親は見てしまいがちだけど、実際は今後自分のものに責任を持つためには自分の物という概念が重要になってくる。

いや;境界線を引く一語であり、最も重要のことば。子供の発達においてかかせないことば。この言葉によって完全に無力だと感じなくてよい。

親は子供にNOと言っても大丈夫だと感じさせる必要がある。

子供たち自身の境界線を持つことを勇気づけ、また他人の境界線を尊重することも教えていくこと。

 

子供が小さいときに知っていたらな、と思うこともありますね。(笑)

生まれて3年間が境界線を作るうえでとても大事な時期になります。

孫ができたときのヒントになるかもしれませんね。(笑)

 

長くなったのでつづけては後半でシェアします。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

f:id:Krose:20201122184151j:image

Have a great day!