krose 海をわたる

40代 南カリフォルニアから毎日楽しくワクワク過ごしたい専業主婦のひとりごと。

Boundaries  境界線 ④-2

こんにちは。

今日はすこし気温が下がり、朝のウォーキングも少し肌寒い感じがありました。

昨日雨がふっていたので、どんどん冬にちかづいているんでしょうね。

気温の変化で体調をくずさないようにご自愛くださいませ。

 

さて、昨日の続きで、境界線について4章をシェアしていきたいと思います。

 

昨日の記事

 

krose.hatenadiary.jp

 

この境界線がうまくできていない場合に起きる問題は? 

  

境界線から引き下がる 

イングリットは母親に反対できない。反対したときにとても嫌な気分になるから。 

子供が同意しなかったり、練習をしたり、試したりすることによって愛情を与えないという結果になってはいけない。 

これをやる親は子供を脅していることと一緒。 

私がいい子であれば愛されて、そうでなければ嫌われる。と感じてしまう。 

子供が自分の思うようにならないときに親が愛情を与えないということをやった場合、子供はしたがうこと、愛されること、繊細な自分の部分だけをみせて、おそれ、不信感を学び、積極性や本当のことを言うこと、自立という部分を嫌いになってしまう。 

また「あなたが起こったら傷つく」というような言葉を子供に使うと 

子供は親の感情に責任を持たなければならないと思ってしまう。 

そして子供たちが大人になったときに境界線をひくと孤独になり捨てられると怖がるようになってしまう。 

  

境界線への敵意 

 ラリーは軍隊的な父親にたいしてNoを言えなかった。 

父親の言うことはすべてで、選択の余地はなかった。そして体罰もあたえられることもあった。 

これは子供の魂の自立を否定するもの。 

この教え方では親のいる前だけでは従っているようなふりをすることになる。 

選択肢を持たせる教え方をすれば自分の行動に責任を持てるようになる。 

このような子供が大人になると、鬱や心配症をわずらったり、人間関係の対立や 

虐待のような問題がおきる。 

Noを言うことも聞くこともむずかしくなりえる。 

このような子供たちは 

1、おかしな人間関係におちいる。服従したり、鬱になったり。 2、親のように他人をコントロールする。怒りを振りかざしたり。 

というような2択に陥りやすくなる。 

  

過剰なコントロール 

  

親が子供が間違えないように厳しすぎるルールや制限で守る。 

たとえば、親が子供が傷ついたり、悪い習慣を覚えてこないために、 

他の友達と遊ぶことを禁止する。 

風邪をひかないように、曇りの日に長靴をはかせる。 

問題は過剰なコントロールをされた子供は、依存しやすくなったり、おかしな人間関係をもったり、境界線をひいたり、保ったりすることが難しくなる。 

リスクを負うことや創造的であることが難しくなる。 

親は子供たちに間違えをおかせる余裕を与える必要がある。 

  

制限が全くない 

 

例に出てきたのはアイリーン。

アイリーンは旦那さんと夜デートをする予定だったのに、その日の夕方まで

ベビーシッターに電話をするのを忘れていて、もちろん旦那さんは怒ってしまう。

旦那さんが短気だとアイリーンは思っているが、実はアイリーンはすべてにおいてだらしなく、一緒に生活するひと、仕事をするひと、友人にもかなり迷惑をかけてしまっている。

アイリーンの両親はまったくしつけをしなかった。5秒ルールも、失敗した結果による学びも、お尻たたきも全くなし。

両親はたくさんの愛情と許しが大人になった時に役に立つと思っていた。

たとえば、アイリーンが家の車3回をだめにしてしまったときは、父親が彼女専用の車を買い与え、

銀行口座のお金を使いすぎたときも、こっそり両親が穴埋めしてあげていた。

その結果として現在彼女の周りにいる人たちはとても困っているが、

彼女がとてもいい人なのでなかなかつたえることができず、問題は未解決のままになってしまっている。

また、逆に親からしっかりしつけをされていないと、攻撃的なコントローラになってしまうこともある。

たとえば、4歳の男の子がスーパーマーケットで泣きわめき、癇癪をだしたときに

母親が結局その子の欲しいものを与えてなだめていたとする。

その子が40歳になったとき、他人が制限を与えようとしたときに、同じように癇癪を爆発させてしまう。

境界線がないことによって、もしくはつながりをもてないことによって、

他人の境界線や要求を受け取ることがとても難しくなってしまう。

 

一貫してない制限

 

とても厳しいルールと緩いルールが、子育てにおける混乱もしくは、

親自身の問題によって混在している。

その結果子供たちは家族におけるルールも、人生におけるルールもよくわからなくなってしまう。

 たとえは、アルコール中毒の親を持った場合。

今日はとてもやさしくて、愛があるが次の日はひどい親になっている。

このように育てられた子供がおとなになると、人間関係で全く安心できなくなってしまう。

このような人たちが境界線をたてなおすのはトラウマ的である。なぜなら、Noという言葉が尊敬を得るかもしくは、怒りをうけるかわからない。

  

その他の境界線問題

トラウマ;上記の性格的パターンにくらべて、強烈な心の痛みとなる。

性格的パターン=森にある木だとして、適正な栄養をとれなかったり、水がたりなかったり、太陽の光がたりなかったりと、傷つくことがある。

トラウマ=木に雷が落ちたくらいの傷つき

トラウマは境界線の発達に影響をあたえることがある。

トラウマをうけたこどもたちは2つの基盤がぐらぐらになってしまう。

1.世界は道理にかなって、安全である。

2.自分たちが人生をコントロールすることができる。

 

例)ジェリーは両方の親から虐待されていた。

大人になって、恋愛もうまくいかなく、離婚もしている。

彼はコントロールする女性を好きになり、そして服従してしまい、うまくいかなくなっている。

それはお母さんから肉体的に虐待をうけたときに、服従しなければ止めることができなかったことからトラウマになってしまっている。

元妻や彼女たちの怒りにひどくこわがり、すぐに服従してしまうのは母親との関係の思い出があるからだ。

 

それぞれ生まれ持った性格

 

境界線問題にしっかり立ち向かえる基礎をもともともっているひともいるし、

そうでないひともいる。

 

奥深い罪

  アダムとイブから罪をうけついでいる。

誰にも頼る必要がなく、全能でコントロールしたいという強い欲望をもっている。

 

 

4章をまとめました。最後の罪はクリスチャンの本なので聖書の中での話からの参照になってますね。

いろいろな家族で育つ子供たちの不具合を具体的に見ています。

誰でも少しおもいあたるふしもあるかもしれないですね。

 

生きていくうえで、親がこう育てたから!と責めている時期もありましたが、

親も万能ではなく、未熟なまま彼らのベストをつくして育ててくれたこと。

また、自分が実際子育てをすることによって、未熟な自分が育てているということに気づき、

今は感謝をできるようになりました。

境界線の本を一緒に読んで勉強をしていると、

境界線を引き始めて、問題に立ち向かってしまう子もいますが、

この時に必要なのは専門家や、サポートグループだと思います。

 

日本でもセラピストやカウンセラーもメジャーになってきたので、

少しずつ解決もしやすくなるとよいですね。

まずは知ること。そこから考えていけるとよいですね。

 

とりとめもなくなってしまいました(笑)

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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Have a great day!