Boundaries 境界線 ⑤
こんにちは。
もうすぐクリスマスですね。日本では寒さが本格的になっているとか?
私がアメリカに帰ってきた先週には九州でも雪が降ったようです。
こちらは春のように温かく、気持ちよく過ごしています。
夜中に起きることもなくなり、時差ボケも落ち着いてきました。
ありがたいですね。
さて、今回は日本にいるときに参加した月曜日の境界線のクラスの復習をシェアしたいと思います。
2週あった授業の中で、1週は大切な取引の朝だったため、断念して、
1回だけうけました。
2週とも5章についてのディスカッションでした。
宿題は自分で質問をつくって、それに答えるといういつもと同じ形態でした。
5章 境界線の法則
1.なぜ、神の世界の法則や原理を知ることが重要だと思いますか?
スピリチュアルの現実性は重力の法則のように、法則をしらなくても
当然、影響があることがわかる。
人生や人間関係におけるこのような原理を習ってないからといって、その原理が働かないというわけではない。
この章のはじめに、エイリアンの話がたとえ話で出てくる。
もし、あなたがこの世界と違う原理の働いている、違う惑星に住んでいたとする。
重力もお金という存在も必要ない惑星だったとしよう。飲み食いをしなくても、エネルギーを自分でチャージできるような世の中だった。
そんなとき、何の警告もうけず、突然 地球に移り住んでしまったとする。
旅が終わると目が覚めて、ドスンと宇宙船から落ちてしまう。なんで、落ちてしまったのかも不明。
落着きをとりもどして、すこし動いてみようと決めていつものように飛ぼうとするが、
飛ぶことができない。今までなかった重力のせいだ。しかたなく歩き始める。
しばらくすると、おなかがすいて、のどが渇いてくる。今までは自動的に銀河システムにより体を回復させていたので、もちろんどうしてかもわからない。幸運なことに、
地球的な考えをおしえてもらい、食べ物が必要だとわかる。
そして、さらにご親切にあるレストランで食べることができると習う。
そこで食事を終えて元気になったところで、食べ物をくれた人から15ドルいるといわれる。なんのことを話しているのかさっぱりわからず、口論になり、結局、警察につれていかれ、小さな部屋に入れられてしまう。
このエイリアンのたとえ話からわかるように、
自分が住んでいる場所のルールや原理がわからないと、問題に巻き込まれてしまうということ。
2.10の境界線の法則とは?
1.種まきと刈り取りの法則=因果関係の法則
たとえば、母親が子供の負債のために、お金をあげるなどをして
子供の受けるべき結果=刈り取りを肩代わりしてしまった場合、
子供は無責任なままになってしまう。
共依存=継続的に他人を助け続ける人
たとえ親子であっても境界線をしっかり作ることによって、共依存になっている人が
種まきと刈り取りの法則を妨げることを防ぐことができる。
これは特に親がやってしまいそうな例ですよね。
子供がかわいいあまりにしりぬぐいをしてしまうことにより、
子供は因果関係を学ぶことができない。かわいくて大切な子供だからこそ、
自立できるように、この法則を体感させてあげるのが本物の愛情かもしれませんね。
2.責任の法則(神が愛してくれたようにお互い愛しあうこと)
問題が起こるのは、責任の境界線がはっきりしないとき。
お互いを愛し合うべきえあるが、お互いになることはできない。
あなたのために考えることはできないし、あなたの感情を感じることはできないし、
あなたのために行動をすることもできないし、
あなたのために成長することもできない。
それはあなただけができること。
自分がされたいように他人を扱うこと。助けが必要な時には与えてあげる。
また、責任をもって、他人の破壊的で無責任なふるまいに、助けをあたえるだけではなく、
しっかりとした境界線を作ること。
3.力の法則
1.自認と告白
2.自分の無能さを神に従う力がある。
3.境界線に何があるかを見つけるために探求したり、神や他人に尋ねる力がある。
4.悔い改め=自分の罪深い部分を変えたいこととしてみることができる。
5.謙虚であり、発達における傷や子供時代にかなえることができなかった要求を神や他人に助けを求める力がある。
6.傷つけた人を探して償いをする力がある。
他人を変えることはできないが、自分を変えることはできるかもしれない。
何を変える力があるか、または力がないかの違いを知るための知恵をあたえてもらえるようにお祈りをするとよい。
4.尊重の法則
私たちは他人の境界線を非難、批判をしてしまう。
たとえば、なんで彼は私を迎えにきてくれないの???
他人の境界線における決断を
自分がやってほしい方法で与えてもらえるのがベストだと考えて、批判する。
お互いが自由な選択をできているか?
他人の自由な選択を受け入れることで、
他人が境界線を引いたときに、自分がイライラすることはないし、罪悪感もないし、愛情を取り下げることもなく、自分自身も気分を良く保つことができる。
5.動機の法則
スタンは愛しすぎて落ち込んでいると思っていて、Drヘンリー(著者の一人)に相談した。
真の愛は祝福され、歓喜の状態につながり、鬱状態ではなく、幸福をもたらす。
彼は自分の時間とエネルギーを真の愛からではなく恐れから与えている。
1.愛をうしなってしまったり、放棄される恐れ
2.他人の怒りに対する恐れ
3.孤独に対する恐れ
4.良い自分を失う恐れ
5.罪悪感
6.見返り(親が子にやったことから見返りをもとめるなど)
7.承認
8.他人の損失を過剰に感じる(他人を傷つけたくないあまり、服従する)
ここに陥らないために=1に自由、2に奉仕
後で触れますが、結構この動機って大事な気がします。ほんとにどうしたいの?
と自分に聞いてから奉仕すると結果的には自分にも相手にも良いと思います。
6.評価の法則
ジェイソンはビジネスパートナーの気持ちを傷つけたくなくて、NOとなかなか言えなかった。
Noを言うことは彼を傷つける(hurt)かもしれないが、危害を加える(harm)わけではない。
ジェイソンを納得させたわかりやすい例;
歯医者に行くと痛い(hurt)けど、害にならない(not harm)。(むしろ良くなる)
お菓子はおいしいけど、(傷つけない=not hurt) 虫歯の原因になりえる。(害になる=harm)
人間関係に立ち向かうには痛みを伴うかもしれないが、その痛みが結果的に人を助けたり、彼らにとってまたは人間関係にベストになるかもしれない。
その痛みを前向きに評価する必要があるのかもしれない。
この歯医者の例題!とってもわかりやすくて、お気に入りになりました。
1度聞いたら忘れにくい例題じゃないですか???
7.積極性の法則
長年、受け身であったり、服従していた人たちがと突然爆発する=この反応の期間はとても大切になるが、境界線を立てるためには十分ではない。
積極的な人は何が好きで、何が欲しくて、何が目的か、何のためにやっているのかを
見せることができる。
反応をしている犠牲者は ”~に反して”のスタンスになっている。
最終的な力の表現は愛である。積極的な人は自分たちを愛するように、他人を愛することができる。
反応期間を持たずに自由を勝ち取ろうとしなくてよいが、そこにずっとい続けることはよくない。
精神的大人は自分をみつけるよりも、高いところにゴールを持とう。
自分を見つけるよりも高いところにゴールを!
このメッセージ好きです。
8.嫉妬の法則
嫉妬というのは私たちがもつ最も基本となる感情だ。
悪魔が落ちてしまった罪=原因でもある。(悪魔はプライドのため、自分が神よりもすぐれているという罪によって落ちてしまったと聖書にあります。)
嫉妬とは;自分が持っていないものを良いそして、持っているもを嫌う。
これは自分の境界線の外側そして他の人にフォーカスを置いている。
もし私たちがほかの人が持っているものや、達成したものにフォーカスをしていると、
自分自身の責任を無視して、ハートを空っぽにしてしまうことになる。
境界線のない人たちは空っぽで満たされてない感覚を持つ。
例;
独りぼっちの男が他人が持っている親密な恋愛関係をうらやむ。
独身女性が結婚や家族をうらやむ。
中年女性がやりたいことをやりぬいている人たちをうらやむ。
神様にお願いして、何に対して怒りを感じているか?どうして嫉妬している何かを持っていないのか?またそれが本当に欲しいものなのか? を理解できるように助けてもらうことが良い。
また、神にお願いして、そこに行きつくには何が必要か?またはあきらめるか?を示してもらうとよい。
嫉妬心ってやっかいで、私も知らず知らずに持ってしまっている気がします。
これも神様にお願いしてはっきりさせてくると、どんどん少なくなるかもしれませんね。
9.行動、活動の法則
境界線の問題は多くの場合、主導権のなさが原因になるかもしれない。
積極的な子供たちは意気(spirit)をうしなわずして、制限を学ぶ。
私たちの精神的そして感情的なウェルビーイングはこの意気(spirit)を持っているかどうかにかかっている。
主人の金を投資した、またはできなかった3人の使用人のたとえ話にあったように、
(聖書の中のたとえ話)
成功したのは能動的で積極的だった人達で、受動的で消極的だった人が失敗に終わってしまった。
受動的な人が悪い人というわけではないが、
悪魔はとても積極的な力なので、受け身でいると悪魔に対抗することができずに、結果的に悪魔の味方になってしまいかねない。
神様が怒っていたのはやってみて失敗したことにではなくて、トライすることができなかったことである。
もし、神様が私たちが殻を破って孵化するのを助けるとしたら、それは境界線に踏み込んでいることになり、私たちは死んでしまう。
私たちの境界線は積極的であること、ノックして、探して、尋ねることから作られる。
失敗が怖くて始められないというのは私も多々ある気がします。
神様が私たちにしてほしいことは挑戦。挑戦をせずにあきらめてしまうことではないのですよね。
なぜなら、私たちに必要なものはすべて与えられているからだと思います。
10.暴露の法則
境界線のコンセプトのすべては人間関係の中にある。
境界線というのは人間関係、そして愛についてである。
境界線はほかの人にはっきり見えるようにすべきで、人間関係において、話し合うべきである。
表現されていない境界線によって人間関係はうまくいかなくなってしまう。
本当の境界線の現実について話し合わないと、苦しむことになってしまう。
日本人、またはアジア人にはないコンセプトですが、
やわらかい言葉を使ってでも、コミュニケーションは取れると思います。
行間を読むとか雰囲気を読むのが得意とされている私たちですが、
できていますか?
上手なコミュニケーションをして、言葉の使い方ができるようにお願いするのもよいかもしれませんね。
3.印象に残った法則を例をあげて説明してください。
1.尊重の法則(4)
2週間の自己隔離をしているときに、一人きりで誰にも会わずに過ごしてたくさんの時間が有り余っていました。
旦那さんがもっとしオンラインで時間を費やしてくれると期待していたけれど
彼も忙しく、短い会話に限られていました。
そんな彼の態度にちょっとイライラしている自分がいました。
でもよく考えてみると、彼は日常の忙しい中に、私がいないため、掃除やごはんの心配、息子の面倒を見るという超多忙だということ。
そんな中1日に何度も連絡をとってくれていたという事実。
また、会話の長さも暇な私にとっては足りないと思っていても、
彼にとっては精一杯の長さだったということ。
他人の境界線を批判しないこと。また、それぞれが境界線を持ち、それを尊重しあうこと。
2.動機の法則(5)
以前、正社員で働いていた時、かなり夕方遅い時間の帰宅だったにもかかわらず、
良い母でありたいという気持ちから毎日夕飯を作っていました。
長い仕事をしたあとに、さらに料理をすることがとてもしんどくて、
いらいらして、
せっかく一生懸命作ったご飯を何で食べないのよ!!!
と怒りをあらわにすることもありました。
ある日ふと気が付いたのが、こんな最悪の機嫌で、良いお母さんなのか?
頼んでもないのに料理をつくって、イライラして怒られるなんて
しんどい私だけでなく、息子にも良いとは思えない。
そこで、考え方を変えました。
簡単なものだけ作る。外食をする。お弁当を買ってくる。それでOKを出しました。
とても楽になったし、息子との関係もよくなったと思います。
この動機の法則を読んだときに思ったのが、
世の中のたくさんのお母さんたちが一生懸命良いお母さん、良い妻であるために
頑張りすぎて、疲れて、鬱になってしまっているかもしれない。これは、真の愛とは言えないのかもしれない。
今でも動機の法則は使っていて、
ほんとにやりたいことだけをやる。やれないときはごめんなさい、できません。
とダメダメ主婦になってしまうこともOKを出すようにしています。
おかげさまでうちは旦那様も、息子も自立しているので
なりたたせていただいております。(笑)
ありがたや、ありがたや。
感謝しかありませんね。
5章も濃い内容でしたが、
結構実際の生活の中での例がある法則で、おもしろい発見がありました。
みなさんはいかがでしたか?
つたない英語をつたない日本語で書いているので
わかりにくいところもあるかと思います汗
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
Have a great day!