krose 海をわたる

40代 南カリフォルニアから毎日楽しくワクワク過ごしたい専業主婦のひとりごと。

白衣からエプロンへ

日本では約20年間薬剤師をしていました。

だから私のユニフォームは基本的に、白衣でした。

白衣の天使(?魔女)を卒業して1か月半。

 

ほんとに不思議なもので

日本で妹のような存在のEちゃんからのプレゼントでピンクの花柄のエプロンがあったのです。

自分で買ったこともなく、つけたこともなかったエプロン。

少し恥ずかしいような、

気持ちでこちらに引っ越して来てから着けるようになりました。

華やかなプリントに、かわいらしいデザイン。

今では私にとって大好きなユニフォームになりました。

旦那様も気に入ってくれて、私の言ったフレーズ、

'lab coat to Apron!'

も気に入ってくれました。

 

食べていくためにやっていた仕事。

薬剤師としての20年間は本当に私を成長させてくれたと思います。

どうにか子供を一人で育てることができたり、

家の購入ができたり、好きな趣味や習い事がある程度できたり

本当にありがたい仕事だったと感謝して卒業することができました。

 

大好きなさいとうひとりさんの言葉で

’仕事から選ばれている’

ということを思い出すと、本当だったんだなあと感じます。

なぜなら、その時の自分に必要な成長をする場所として与えられているということ。

その場所で自分のできる精一杯をやること。

 

私の最後の職場へ転職したのは結婚をしてフルタイムを卒業するため、

そしてアメリカへ引っ越す準備のためでした。

 

紆余曲折があり家族のためにフルタイムにもどり、

長時間の労働にもどり、シングルマザーを再度あじわい、

そんななかでやはり私を助けてくれたのは仕事があるという事実でした。

 

大変なこともたくさん起こりましたが、そんな中私の修行は

どんな状況でも機嫌をよくすることで奇跡を起こすことができる。

を学ぶためのものでした。

 

20年間で一番ハードな職場になりました。

時間的にも、環境的にも精神的に成長できる場所でした。

はじめの3か月くらいは悔しくて涙をながしたこともありましたが、

3年間たってみると

愚痴、不平、不満、うわさ話の中で自分だけが機嫌をよくして、その仲間に入らないということもできるようになり、

その修行を楽しんでやったことによってどこでもどんな状況でも上機嫌でやっていけるという自信ができました。

 

そしてその自信がついたときに本当に職場から卒業できることになりました。

きっと、私のそこでの修行がおわったんだ!

とはっきりと感じることができました

 

そして卒業を喜んでいましたが、最終日職場から、家に帰る途中の運転中に

さみしさのような、嬉しさのような何とも言えない感情がわきでてきて

’話題の絶えないほんとに楽しい職場だったんだな!ありがとう!’

感動の卒業式を一人で車のなかであげることができました。

 

今の私の職場は家。

料理、洗濯、掃除。

自分があまり得意ではないと思っていた職業ですが、

なんとまあ、楽しいこと!(上手下手はわかりませんが)

毎日新しいユニフォーム姿で楽しく過ごさせてもらっていることに感謝、感謝。

 

ありがとうございます。

 

もし今自分の職場に不満を持っていたら

もう一度考えてみるのもよいかもしれませんね。

 

あなたが選んだ職場ではあるけど、実は職場に選ばれてるということ。

そしてそこでの学びが終われば卒業がきて、

次の職場があたえられるということ。

 

私も次の職場はどこになるかはわかりませんが、

今の仕事を楽しんで、感謝して、全力をつくします。

 

今日も素敵な1日になりますように。

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