十牛図 1から3
こんにちは。
ずいぶんご無沙汰してしまいました。
皆さんお元気でしょうか?アメリカは相変わらずコロナ患者の数が増えていて、
ニュースを見ると怖いですが、意外と知っている人に感染した人もいなければ、
毎日良いお天気に恵まれ、気持ちよく過ごさせていただいています。
もともとアウトプットの練習にしているこのブログなんですが、
インプットばかりで数か月。
ひさしぶりにアウトプットをしたくなったので、シェアしてみようと思います。
家にこもっているこの期間にはじめたのは瞑想の練習。
いろいろな本を読み、YouTubeをみて練習しているのですが、
頑張りすぎの私、なかなかうまくできないことがあり、
瞑想が上手なだんなさまに質問をしました。
その質問をした次の日に送ってくれた記事=The Ten Oxhendering Pictures (十牛図)
悟りに至る10の段階の図と詩で表したもので、
旦那さんは昔禅のお寺?に通っていたこともありずいぶん昔から知っていたそうです。
東洋発祥の禅について、まったくしらなかったアジア出身の私が、
アメリカ人のだんなさまから英語でおしえてもらうという面白い現象です。
いろいろな日本語の解説も読んでみたのですが、なぜか旦那様にもらった英語の文章がしっくりときたので、
ここで自分の理解を深めるためにもここでシェアしてみます。
序
どんな人にも仏の真源、仏性が備わっているが、迷いの世界に入り込み、もがき苦しんでいるので、
そこから逃れる方途をこれまでも示されては来たが、それらは不十分であったので
新たに廓庵禅師(中国北栄時代の臨済宗の禅僧)は放牧によってその方途を示された。
牛=本当の自分
牛を探し求める牧人=真の自己を究明する自分
1.尋牛(牛を尋ね探す)
物質なものがあれば幸せだと思っていたが、
家、お金、何でも持っていても幸せでないということに気づく。
そして、良好な恋愛や男女関係があれば幸せだと思っていたが、
すべてを受け入れてくれる完璧な人を見つけることはなかなかなくて、
誰か見つけたとしてもすべてのあなたの要求を満足させてくれることはできないと気付く。
超やりがいもあり、高給の仕事につけば安心だとおもっていたが、
それも単なるピースに過ぎないと気付く。
そんな私たちがこの絵の若い牧人のように何かを探し求めている。
その何かとは、内面の平和や満足感や何か明瞭さのこと。
2.見跡(牛の足跡を見つける)
足跡とは自らをよりどころとせよ。という釈迦の教えをしめしている。
私たちが不満なことに対して何かをやってみようと決めたときにいろいろ探す。
哲学について、心理学についてなどいろいろな本を読んで、仏教や瞑想の話も聞く。
瞑想の練習をしている人や、先生と話す機会もあるかもしれない。
でもそれを読んでいるだけでは
自分の不満な感情(変えたい感情)がかわらなかったり、ネガティブに陥ってしまったりする。
3.見牛(牛を見つける)
牛の後ろ姿を牧人が発見する=あるべき自分を発見する。
いろいろなことにチャレンジして、いろんな場所にもいって、本もたくさん読む。
瞑想にも挑戦して少し平和な気持ちになり、有効であることを感じ始める。
このレベルでは知識だけではなく、実際の体験レベルで感じることができる。
今日はこの3つをやってみましたが、
今の世の中ではすでに物質世界だけではないということはかなり多くの人が理解しているのではないかと思います。
そこで1のように本当の幸せを探していくのだと思います。
1を探して本を読んだり、ヨガをならったり、していてもなかなか変われないという状況が2なのかもしれません。
3では2で学んだことの実践を深めてすこし感覚を得るようになることだと思います。
ヨガ最後のシャバーサナ(屍のポーズという休むポーズ)ですべてのことに感謝ができたり、
なにかふと良い考えが浮かんだり(直観=ダウンロード)、
お祈りをしてお祈りしたことが現実になったり。ということだと私の体験ではとらえています。
まだまだ変えたい感情がうまくかえられないこともおおいので足跡をみつけたところにもどったり、牛を追っかけたりしているのでしょうか(笑)
この後はだんだんレベルが高くなるので、また改めてシェアします。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
今日もみなさまが素敵な1日をすごせますように。
Have a great day!